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腐女子なブログですので、違和感・危機感・嫌悪感を感じる方は退室してください。
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そう言えば昨日、旦那さんがPS3のナルトゲーム買ってきました。
ナ/ル/テ/ィ/メ/ッ/ト/ス/ト/ー/ム2。
ほんとは龍/が/如/く/4が欲しいんやけども、発売延期になったのでそれまでのつなぎ?的に。
そんな頻繁にゲームしてるわけではないんですが、龍/が/如/く発売が近くなってゲームテンションあがってたのを下げたくなかったんだってさー。
そんなわけで、現在プレイ中。
私はもっぱら見てる専門です。
画面も細部まで描かれてるし、鮮やかやしキレイ^^
でもってかっこかわいいよナルトwww
後をついてまわる(ゲームだからね)カカシ先生もかっこかわいいwww



そんで続きに昨日日記に書いてたパン屋さんゾロの話をちょこっと。
パン屋さんて言うか、まだ学生時代の完全番外編的な。
しかしパン屋さんじゃなくても全然良かったかな。

書いててなんか楽しかった・・・
そしてすでに満足してしまっている自分・・・
妄想楽しい!



 *****
way to walk



「○○製菓学校」
 
 
高3、最終進路希望の提出日。
第一希望の欄に書いたのは、家から自転車で20分ほどのところにある製菓学校の名前。
第二、第三希望は空欄。
 
勉強はまあそこそこ。
スポーツもそれなり。
 
剣道関係で大学推薦の話もいくつかあったけど、自宅が道場ですでに剣道中心と言っていいくらいの生活だし、大学でまで剣道にまみれるのはちょっと。
それに推薦あったのは県外の大学ばっかだったし。
自宅から通えたなら別だったかもしれんけど。
 
 
 
◇◇◇
 
 
 
「で、なんで製菓学校?」
 
只今現在、進路指導室。
放課後、案の定担任に呼び出された。
 
「なんで、って、家から近いから」
 
「………推薦の大学、とっても良い学校なのよ?」
 
「知ってる。どこも強豪校だし」
 
剣道やってたら絶対聞いたことのある、もしくは目指す大学。
目の前に並べられたパンフレットに資料の紙。ぺらぺらめくってはみるものの食指は全く動かない。
 
「………甘いもの、嫌いなんでしょ?」
 
去年のバレンタイン、もらったチョコ(手渡しは全て受け取らず、机とか下駄箱とかロッカーに入ってたやつ)は全てあげて自分じゃ食べなかったとか。
 
「いや?嫌いじゃねェ。あんま食わないだけ。それに選んだのパンのコース?だし」
 
製菓学校だけど、別にパティシェになろうと思ってるのではなく。
 
「……意志は固そうね」
 
「まあな」
 
「……じゃあ最後に、最大の理由はあのコ?」
 
快晴の眩しいくらいの青空の下、友人たちと元気にグラウンドを走り回ってサッカーしている姿が二階にある指導室の窓から良く見えた。
 
「…そう言われると、何ともフクザツデス」
 
「…まあ良いわ。あなたが良いならそれで。意志の固さも確認できたし」
 
主任や進路指導担当には私から説明しとくから、と言って担任はニコリと笑った。
 
「ありがとうございます」
 
「勝手なイメージだけど、パンよりお米派だと思ってたわ」
 
「いや?米の方が全然好き」
 
「………そう」
 
もともと掴み所があるようなないような上、何を考えてるのかいまいちわからなかった生徒。
やっぱりわからない。
と言うか、ますますわからなくなった担任でした。
 
 
 
◇◇◇
 
 
 
『最大の理由はあのコ?』
 
 
あの女教師、鋭いとこツいてくるな。
 
進路指導室を出た後、外に目をやると、汗だくになりながらまだグラウンドを走り回っている少年が見えた。
青空と同じくらいキラキラして眩しい。
 
ずっと、生まれたときから傍にいる存在で(自分の方が二年先に生まれてるけど)、弟のような、そうでないような、とりあえず唯一無二の大事な存在。
近場の学校を選んだのは、確かにアイツの存在がでかいから。あと学費が安かった。
家から通うと言う点では、公共交通機関等々を使えばまだ全然足を伸ばせた。
別に他の専門学校、短大、大学、全然選べたのだが。
 
はっきり言って、パンと言うか、製菓を選んだことに一番驚いたのは自分だったりしている。
これでも一応吟味というか考えた末の結論だから、覆ることはない。
 
最初だけ不思議そうな顔していた家族もすぐに納得してくれたし。
ルフィも、笑ってくれたから。
(試食はおれがいちばん!とか……)
 
それでいい。
 
 
 
 
◇◇◇
 
 
 
 
「なんで、って言われても、おれはゾロじゃないからわかんねぇってば!」
 
放課後の進路指導室。
進路のセンセイに呼び出されて、おれ、なんかヤバいことしたかな!?
どうしよう!!
なんて思って、めちゃくちゃびびって緊張してたら、違った。
 
「これでもかって奨学金を出して、アイツんちには一銭もかからない剣道の特待生として呼びたいって学校が山ほどあるのに、アイツ、何で製菓なんだ!!」
 
「だからおれはわかんねーって!おれにだって事後報告だったもん!」
 
相談とか何も受けてないし!
おれだって、ゾロは遠い学校に行くんだって思ってたし!
剣道の強い、二年後におれが追いかけることもできないようなとこに……
 
「てゆーかセンセイ!その言い方したら製菓目指してる人に悪いぞー!」
 
確かにゾロは異色かもしれないけど!
 
「それに、先生は生徒の目指す道を応援するのも仕事だろ!」
 
こんなに近くにいるからあんまり実感はないけど、確かにゾロはスゴい奴で、先生や学校が不思議がったり惜しがったりするのもわかるけどさ…。
 
「おれは!ゾロが決めたことにとやかく言う必要はない!」
 
それに、せっかく近くにいてくれるんだ。
遠くになんて行ってほしくないんだ。
おれが何か言っても、ゾロが揺らぐことはないと思うけど。
 
けど。やっぱりおれの考え方はズルいのかな……
剣の道へ進むように、押すべきだったんだろうか。
 
「………だから、おれに言ってもむだ…」
 
「失礼します!」
 
最初は椅子に座って話していた二人だったのだが、そのうちヒートアップ。
気づけば立ち上がって、当事者のいない、教師と生徒の不思議な口論。そんな中、勢いよく開いた扉。
 
「ロロノア!お前何で製菓なんだ!もっかい考え直さねェか!?全国ナンバーワン大学がお前を欲しがってんだぜ!?」
 
「だー!!もううるせぇなぁ!ソレ聞き飽きたし!もう決めたんだって!」
 
「妥協か!?お前ほどの腕があって妥協すんのか!?」
 
「違ェよ!妥協なんで誰がしたって言ったよ!剣道は自分ちでできるし、悔しいけどオヤジ以上の指導者は大学行ってもいねえし!そもそも大学行く必要ねぇし!」
 
自分に一流校っていう名前のブランドを付ける気もないし、そもそも大学行ったからといって強い相手に巡り会えるかどうか。(すでに自分と渡り合える相手がほとんどいなかったりする)
 
「行くぞ!帰るぞルフィ!つか、俺じゃなくてルフィ呼び出すのは卑怯だろ!」
 
一瞬の嵐のように言い合ったあと、ルフィの手をひっつかみ指導室を飛び出て行く。
ルフィはなすがまま。
突然現れたゾロにびっくりして、そしたら生徒vs教師の戦いが始まって呆然としていたら、手を掴まれて。
 
 
 
 
「先生、完全に負けましたね…」
 
パーテーションで仕切られた向こう側にいた進路指導希望の生徒が顔を覗かせボソリと呟いた。
 
「てゆうか、先生、ここ指導室なんで面談とか静かにして……」





続?


指定はしませんでしたが、ゾロの担任はロビンちゃん^^
進路担当はフランキー^^
だったら楽しいなって!
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